ライバルにしない方がいい「強いセラー」とは?
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こんにちは、石山です。
リサーチに関して、OBC生からこのような質問がよくあります。
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参入しないほうがいい市場ってありますか?
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こういうセラーは面倒になるから戦わないほうがいいとかってありますか?
結論から言うと、なかなか倒せないセラーや嫌がらせをしてくるセラーはいます。
強すぎてなかなか倒せないセラーと戦うと、勝つまでに時間と資金が必要になりますし、
嫌がらせをしてくるセラーと戦うとレビューが荒れたり、
代引きやコンビニ受け取りなどで注文されり保留にされて
在庫を一時的に0にされたり精神衛生的にキツい状況になることがあります。
そこで今回はリサーチの時にそういうセラーと戦わなくてすむように、
「ライバルにしないほうがいい強いセラー」
について記事をまとめました。
強いセラーとの戦いを避けて商品リサーチすることができれば、
勝率も高くなりますし、早く利益化できるようになります。
![オリジナルブランドでヒット商品を作るための5つの商品選定ポイント](https://iobc.jp/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
![【2021年】Amazon×OEM商品販売のリサーチアイデアとQ&A(5年連続ベストセラーメソッド③)](https://iobc.jp/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
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強いセラーの定義
強いセラーの定義はご自身の状況にもよるので、
かなり売り上げを上げている方にとっては
大したことないセラーになることもあります。
ここではこれから始める方向けに比較的わかりやすく定義付けしました。
過去30日の出品者評価が多いセラー
ベストセラーランキングを元にリサーチした時には、
出品者評価を確認して、過去30日間の出品者評価が多いセラーは避けたほうが無難です。
例えば、以下の2つの画像は家電&カメラのカテゴリーで、
(1)と(2)のセラーはどちらも上位50位以内に入っている商品を販売しています。
(1)強いセラー
(2)それほど強くはないセラー
大カテゴリー50位以内のセラーなので、どちらも弱いセラーではないのですが、
(1)と(2)を比べると、(1)のほうが過去30日間で2,091個の評価を得ています。
一方で、(2)は過去30日間でたったの11個です。
(1)のセラーの場合は、過去30日間で2,091個の評価を得ているわけですから、
実際には販売している商品全体でかなりの数を販売しているセラーだということがわかります。
それだけ売れているということは、訪問者にもある程度認知されている
ブランドを扱っている可能性が高いです。
そのため、勝つのは至難の技かもしれません。
ですが、(2)のセラーの場合は、過去12ヶ月では1,117の評価と多いのですが、
過去30日間で11個の評価しか得ていません。
もちろん、アフターフォローがよくないから出品者評価を得られていない可能性もありますが、
自社購入やレビュー操作によって購入しているため、一時的にランキングは上位にいるけど、
実際の訪問者からの購入は少ないのではないかと考えられます。
そのため、(1)に比べたら勝てる可能性があると考えられます。
なので、(1)のような過去30日間の出品者評価が多いセラーの商品は
極力避けるようにしていきましょう。
後述しますが、(2)のセラーの場合は、
レビュー操作をしていそうなセラーなのかを検討する必要があります。
商品数は多くないけどベストセラーやランキング上位の商品が多いセラー
続けて気をつけたほうがいいセラーは、
商品数は少ないけどベストセラーやランキング上位の商品が多いセラー
です。
ここでは具体例を挙げませんが、
リサーチしているとこういうセラーを見かけたりしませんか?
- 1商品しか販売していないけどベストセラーをとっている
- 商品数は3つくらいだけど、全て大カテゴリーの2桁や3桁の順位になっている
ここで挙げたようなセラーは、販売の仕方がうまいセラーなので
同じ商品を販売した時に苦戦をしいられます。
なぜ、「販売がうまいのに商品数を絞っているのか?」と疑問に思うかもしれませんが、
このようなセラーは
「複数のアカウントを運営してトータルでは多くの商品を販売している」
ケースがほとんどです。
大抵の場合がブランドごとにアカウントを分けていて、商品を戦略的に販売しています。
ただ、このようなセラーでも勝てないわけではありません。
もし、このようなセラーの場合でも、過去30日間の出品者評価が低ければ勝てる可能性もあります。
出品者評価が低い場合は自社買いの可能性があり、自社買いでランキングを上げて
ベストセラー帯を取得して売れている風を装って販売していることがあります。
AmazonのSEOをあまり理解せずに自社買いでなんとかしているケースがほとんどなので、
しっかりと販売してけば勝てる場合もあります。
![【2021年最新】アマゾンアカウントを複数作成する場合のメリットや注意点のまとめ](https://iobc.jp/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
明らかにレビュー操作をしているセラー
Amazonでレビュー操作をしているセラーは中国人セラーだけではなく、
残念ながら日本人セラーでもいます。
レビュー操作のほとんどは自社のレビューをよくするために星5レビューを大量に入れています。
例えば、こちらの商品はレビュー操作されている可能性が高いです。
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例えば、こちらの珪藻土マットですが、2019年12月6日現在、
浴室足拭きマットのカテゴリーでベストセラーになっていて、
46件のレビューに対して全て星5のレビューが付いているのがわかります。
もちろん、レビュー操作していない可能性もあるのですが、
こういうセラーはレビュー操作をしている可能性が高いです。
その可能性を探るため、実際にレビューをみていきましょう。
以下の画像は商品レビューを表示した時の画像で、
レビューを新しい順で並び替えています。
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ここで一番新しいレビューが2019年11月25日につけられています。
下の画像は新しい順にレビューを並び替えた時の21〜30件目までのレビューを表示しています。
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ここで見て欲しいのは、少し見づらいですが、
22件目に2019年10月25日につけられたレビューがあることがわかります。
※ 実際には10月25日につけられたレビューはこの下にも1件ありました。
そのため、約1ヶ月の間に23件のレビューが入れられたということがわかりました。
実際に売れているのであれば、このように1ヶ月以内にレビューが入る可能性はあるのですが、
あまり売れていないのにこんなにレビューが入るとレビュー操作している可能性が高くなるわけです。
なので、実際に10月25日〜11月25日の期間はどれくらい売れていたのか、
モノレートのデータを見てみましょう。
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上の画像はモノレートで確認したランキング推移になります。
10月25日〜11月25日の期間で一番順位がよかったものは11月4日の977位で、
それ以外の期間は1,000位〜6,000位の間を行き来している感じです。
ここから、そこまで多く売れている商品ではないけど、今は一時的なセールにより、
ランキングが上がっていている可能性があることがわかります。
これでもかなりレビュー操作している可能性が高いのですが、
念の為出品者評価も確認してみましょう。
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こちらの商品を販売しているセラーの過去30日間の出品者評価は5件でした。
90日間の出品者評価をみても22件とレビュー数よりも少ない評価数です。
いいレビューを入れてくれる購入者は、出品者評価も入れる可能性が高いですので、
このような場合にはレビュー評価をしている可能性が限りなく高いと考えられます。
こういったレビュー操作をしているセラーと戦ってもこれくらいのレビュー数なら
勝てる可能性は十分にあるのですが、
レビュー操作によって売り上げを作っているため、
自分も同じレベルでレビューを早い段階から集めていかないといけなくなるため、
かなり辛い戦いをしいられます。
さらに、自社商品へのレビュー操作だけならまだいいのですが、
ライバルセラーへ悪いレビューを入れたりするような嫌がらせをする場合もあります。
そのため、このようにレビュー操作している可能性のある商品に
参入するのはやめておいたほうがいいです。
販売している商品の中で1つだけしか売れている商品がないセラー
決して勝てないわけではないのですが、下の画像のような1商品だけしか売れていないセラーも極力避けておいたほうがいいです。
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その理由は、1商品しか売れていないということは、
その商品が売れなくなったらそのセラーは終わってしまうからです。
そのため、是が非でも負けないように対抗策や嫌がらせをしてくる可能性があるからです。
ですので、これから始める場合は避けておいたほうが無難です。
ただ、こういうセラーの場合、たまたまその商品だけ売れた可能性があり、
販売戦略を理解できているとは思えず、そこまで資金力もあると思えません。
なので、最終的には勝てることも多いです。
![【2021年】年商9桁セラーのAmazon検索エンジン(A10)攻略ポイント7つ【3年連続ベストセラーメソッド②】](https://iobc.jp/wp-content/plugins/lazy-load/images/1x1.trans.gif)
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ブランド力が高いセラー
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こちらのセラーはAnkerDirectというAmazonで有名なブランドなのですが、
こういうAmazon内で認知されているブランドは安心感があって
購入されているケースがあります。
そのため、1商品だけで売れているわけではなく、ブランドとして商品全体で売れているため、
こういったブランドの商品と戦っても勝てない可能性は高くなってしまいます。
ですが、一部の商品ですが、参入しても勝てる可能性があります。
それはブランド力のあるセラーの中で、そこまで売れていない商品1商品なら
勝てることもあります。
その理由として、商品数が多いためあまり売れていない商品にまで
何か対策しようとしてこないケースがあるからです。
もし、こういうブランド力のあるセラーの商品に参入する場合は、
そのブランドの中で売れている商品は避けるようにしましょう。
Amazon.comの情報を仕入れて反映していそうなセラー
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Amazonで販売している商品で、上の画像のようにAmazon.co.jpが販売しているわけではないのに、
動画がカタログに埋め込まれている商品を見かけたことはないでしょうか?
このような商品カタログを作るには、ベンダーアカウントを持っていないとできないのですが、
Amazon.com(アメリカアマゾン)の情報を仕入れて、動画コンテンツを埋め込んでいます。
動画があるかないかだけでも見栄えに差がつきますが、
アメリカや中国でのみ公開されている情報を他にも仕入れている可能性が高いので、
資金力勝負をしても勝てないこともあります。
また、このようなセラーの特徴として、動画コンテンツがあること以外にも、
LP(ランディングページ)に飛べる場合もあります。
まとめ(30秒で読みたい方はこちら)
今回「強いセラー」と定義したのセラーは以下の通り。
- 過去30日間の出品者評価が多いセラー
- 商品数は多くないけどベストセラーやランキング上位の商品が多いセラー
- 明らかにレビュー操作をしているセラー
- ブランド力のあるセラー
- Amazon.comの情報を仕入れてカタログなどに反映させていそうなセラー
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