Amazonで在庫が切れてSEOが飛ばされた時に耐える唯一の方法
こんにちは、Eマガ編集部の正木です。
いくら商品の在庫に気を遣っていても、思ったよりもたくさん売れてしまったり、うっかりタイミングを逃したり、中国側の事情で商品の到着が遅れたりなど、様々な事態が考えられます。
しかし在庫を切らすと、圧倒的にAmazonで売上が落ちます。
今回は「Amazonで在庫が切れた場合にSEO爆下げに耐える唯一の方法」と題し、在庫が切れた場合に使える緊急対処の裏ワザについて解説します。
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在庫を切らしてしまったら・・・
こちら『在庫切れはしない方が良いよ』と口を酸っぱく言ったのにも関わらず、在庫切れを起こしてしまったOBC生の現物チャットです。
これが全てを物語っていると思いますが、
Amazonにおいては、在庫切れは本当に勿体ない機会損失です。
在庫に余裕があるかどうかは、上記記事にもある通り、検索上位を高めるものではありませんが、在庫がなくなると『検索表示がマイナス(つまりSEOが下がる)』になります。
在庫がなければ当然コンバージョン(成約)ができませんので、PVやクリック率が上がったとしても成約率が下がり、Amazonにはあまり良い印象を与えません。
そしてそれがあまり長く続くようだと検索順位が下がってしまい、検索順位が下がればPVやクリック率が下がり、結果的に売り上げは下がります。
そもそも在庫が無ければ売り上げ自体が立ちませんので、なかなか厳しい状況になりますよね。
「Amazonを永続的に儲からせるセラー」になることができれば、Amazonを攻略できるわけですから、在庫切れが続くのがAmazonを喜ばせていないのは明らかなのはわかりますよね。
リードタイム(FBAまで配送される期間)を伸ばせば良いのか?
さらに、その先にいるお客さんに与える影響も大きいです。
あまり知られていないんですが、配送や入荷の遅延というのはクレームにつながりやすいです。
お客さんには『Amazonは、すぐに届く』と思われてますからね。
通常販売でもそうなんですから、
これが予約販売なのに遅れたということになれば、その確率も格段に高まります。
Amazonでの売り上げを最大化するためにはセラーの評価や商品レビューも重要ですので、そういう点から考えても在庫は余裕を持っておくべきですね。
どのくらいの在庫を持つべきなのか?
商品や時期によりますが、2 ~ 3ヶ月分くらいの在庫を持つと良いです。
中国から商品を入れる場合は、春節や国慶節などを考慮した在庫を持つ必要がありますし、ブラックマンデーや、プライムデーなど、Amazonのプロモーションの日程によって必要な在庫個数は変わります。
ただ、特にそれと言ったことがない場合は『2 ~ 3ヶ月分くらいの在庫』を持ちましょう。
仮に1日10個程度売れる商品であれば、
10個×30日×2ヶ月=600個ぐらいが目安ですね。
でも、600個でも結構な数ですよね。
仮に原価200円だとしたら商品代金だけでも12万円で、
そこに関税や送料などが乗ってくるわけですから。
ちなみに中国輸入商品の場合は、
輸送にかかる時間を短くする方法はありますので、
前提としてこういう対策はしておきましょうね。
もしそれでも抵抗があれば、最初は100個単位などで注文して、
売れることを確認してから注文するのも1つの方法ですが、
それだとやはり在庫が切れるリスクは大きくなります。
私は商品によっては半年分ぐらいの在庫を持っていますが、これは資金力と、あとは決断力の問題ではないでしょうか。一度売れることが分かれば大量発注にも抵抗がなくなりますが、そういう経験が無いと抵抗も強いですよね。
めちゃくちゃ儲かるということは、たくさん商品を仕入れる必要があるということになりますので、それに慣れていく方が良いですね。
『儲かることに慣れる』
在庫を持ってビジネスするときに、この心構えを大事にしてください。
在庫が少なくなった、または少なくなりそうな場合の対処法
ちょっと話が逸れたので、戻します。
続いて在庫切れの対処方法の前に、在庫はあるものの、残りが少ない場合の対処方法についてです。
そうなってきたら、商品の価格を上げましょう。
購入率(ユニットセッション率)は下がることがありますが、
在庫が無い状態をキープし続けるよりは良いです。
しかし、実際私は体験済みなんですが、
商品カタログがある程度強くなっていると、
価格を上げても意外と商品は売れていくものなんですよね。
あんまり法外な値段にする必要はありませんが、
希望の価格より数百、数千円高い値段をつけて、
適正価格をチェックしてみるのも良いかもしれません。
在庫が切れてしまった場合の裏ワザ
商品を予約販売に切り替える
では実際に在庫が切れてしまった場合にはどうすれば良いのかというと、「予約販売」に切り替えるという方法があります。
Amazonには予約販売という機能があり、これは新規出品の段階でも、既に出品している商品であっても使うことができます。
Amazonでの新規出品(商品カタログの作成)については、こちらの記事を参考にしてみてください。
予約販売への切り替え方
予約販売への切り替えについては、セラーセントラル内で行うことができます。
セラーセントラルにログインした後、「在庫」→「在庫管理」をクリック。
そして予約販売に切り替えたい商品の右端の赤丸部分をクリックし、
「詳細の編集」をクリックして商品カタログの編集ページに進みます。
すると「販売開始日」という項目がありますので、
カーソルを合わせるとカレンダーが出てきて、日付を指定できます。
ちなみに予約販売にすると、表示はこのようになります。
先ほど書いた通り、配送や入荷の遅延はクレームにつながりやすいので、少し余裕を持って先の日付をつけておくことをオススメします。
あくまでも緊急時の対処方法
ですがこれは、あくまでも緊急時の対処方法です。
やはり在庫の状況や商品の発注についてはきちんを把握しておくべきですし、こういうことが続くとAmazonからもあまり良い印象を持たれないと思いますので。
あとは、予約販売に切り替えたからと言って、それだけでホッとすることはできません。
「予約販売」なのですぐに送る必要はありませんが、あなたが設定した予約販売日になったら商品を送る必要はあるんです。
ですので商品を発注する場合もそのあたりを考慮した上で発注をかけないと、せっかく予約販売に切り替えたのにすぐに在庫切れになってしまった、なんてことも考えられます。
予約販売で気を付けるもう1つのこと
合わせて予約販売で気を付けるべきなのは、場合によっては予約販売された大量の商品を一気に発送する可能性があることです。
例えば私は予約販売に切り替えて、1度に約1,000個の商品を送った経験を持っています。こうなると受け入れる場所もそうですが、自社発送であればある程度のマンパワーが必要になってきます。
予約販売は便利ではありますが、
そのような注意点があることも理解しておきましょう。
ですので予約販売時でもあまりにも商品が売れてしまったり、予約販売後にすぐに商品が無くなってしまうのが想定されるのであれば、価格を上げたままにしておくか、もっと価格を上げることをオススメします。
まとめ(30秒で読みたい方はこちら)
・検索上位をキープするためには在庫に余裕が必要
・配送の遅延はクレームにつながりやすい
・持つべき在庫は商品や売れ行きによって異なる
・在庫が少なくなったら価格を上げるべし
・在庫が切れたら予約販売
・発注は予約販売分も考慮して
・一度に大量に発送する必要があることも想定する
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