楽天で効率良く施策を打つための「RMSデータ分析法」

石山 芳和

こんにちは、石山です。

楽天でのビジネス、順調に進んでますか?

この記事では、

「効率よく施策を打つためのデータ分析法」

についてお送りしていきます。

楽天市場では、売上や転換率といった

基本的なデータだけでなく、

どのようなキーワードからどれくらいアクセスがあるのか、

お客様の性別や世代はそれぞれどれくらいの割合かなど、

詳細なデータまで出せるようになって います。

ここでは RMS からデータ分析を行う際に、

特にチェックしておきた い部分について解説していきます。

店舗カルテ

 

店舗カルテでは、アクセス人数、転換率、客単価などのデータ

日毎で表示し たり、リピート率の割合などが把握できます。

売上の公式のページでは、

日毎の数字をデバイス別に分けて表示することが可能 です。

月商別の平均値も選択ができますので、

目指している月商を選択して、 平均値と店舗で

どれくらい開きがあるのかなどを確認することができます。

(以下は、楽天ですでに出店してる人限定でご覧いただけるURL)
https://rdatatool.rms.rakuten.co.jp/datatool/?evt=formula

 

アクセス解析

 

アクセス分析ではどのような検索キーワードで

  • どれくらいアクセスがあるか
  • どこから参照されているか

などを、商品毎、日毎などで表示して確認することが できます。


商品ページランキングでは、

  • 商品毎の売上やアクセス数どこからアクセスが あるか
  • お客様の世代や性別など

が確認できます。

商品ページランキング > 回遊 > (表の右側)参照元の欄の「表示する」を

クリックすると、

「その日に商品ページにどこからアクセスがあったか」等も

分かります。

ブログや SNS など外部からアクセスを集める施策を行った際には、

効果があったかどうかなど、こちらから確認してみましょう。

検索キーワードでは、キーワード毎に

「どれくらいアクセスがあるか」を算出することができます。

改めてどのキーワードからアクセスが多いかなどを確認して、

キーワードの分析に使いましょう。


参照元サイトでは、どこから参照されているか等を

下記のような円グラフで抽出できます。

楽天市場では、市場によってランキングからの流入が多かったり、

特定のサイトやブログなどから流入があることもあります。

商品の特性や市場も踏まえながら、

どこからアクセスを集めるべきかなどの分析にも役に立ちます。

売上改善アクション

 

売上改善アクションでは、

それぞれ商品毎の改善策などを楽天が抽出した

データを基に把握できます。

Step1 の商品別検索キーワードでは、

商品毎に代表的な 5 つのキーワードが表示されていて、

  • キーワード毎のアクセス数
  • 転換率
  • 検索順位

などを確認できます。

ここの改善アクションも踏まえながら、

検索順位を上げておきたいキーワードをチェックしておきましょう。

 

Step3 の関連キーワード・ユーザートレンドでは

アクセスの多いキーワードとその関連ワードが表示されます。

ここで取りこぼしているキーワードがないかどうかを

チェックしておきましょう。

 

広告のデータ分析

RPP やクーポンアドバンス広告なども、

知らないうちに多く消化されてしまったり、

ROAS が悪くなってしまったりすることがあるため、

定期的に分析することをおすすめします。

 

プロモーションメニューから RPP をクリックして、

パフォーマンスレポートをクリックします。


そこで下記のように、集計単位を商品別にして集計期間を適宜設定、

絞り込みなどはそのままで検索すると、

商品毎に「消化額」や「 ROAS」 を確認できます。

ROASというのは、

「Return On Advertising Spend」
の略で、

投資した広告費に対して、どれだけ広告経由の売上が発生したか

測る指標の略です。(引用:ferret )


ここで、ROAS が低い商品(500%以下くらいのもの)などは

適宜、除外商品に設定しておくと、

パフォーマンスの改善につながります。



当初は ROAS が良かった商品でも、

何かがきっかけで ROAS が落ちていたりすることもありますので、

定期的に予算を無駄に消化していないかは確認してお くと良いです。


販売戦略として露出を増やしたい場合を除き、

ROAS は 1000%を目指して運用していくようにしましょう。

 

クーポンアドバンス広告も、

パフォーマンスレポートを表示することができます が、

こちらは商品毎にデータが出せない仕様となっています。


そのため RPP のデータを参考にしながら、

同様に除外商品設定を行うと良いでしょう。

この記事の要点

(1)効率よく施策を打つためには、データを見て思考する習慣が大事

(2)店舗カルテでは、アクセス人数、転換率、客単価などのデータ

日毎で表示し たり、リピート率の割合
などが把握できる

(3)アクセス解析では、その日に商品ページにどこからアクセスがあったかを

把握できる

(4)改善アクション
は必ず参考にして、Step1とStep3を定期的に実行する

  • キーワード毎のアクセス数
  • 転換率
  • 検索順位

などから、取りこぼしているキーワードを拾って、現状認識する事が大事。

(5)広告のデータ分析では「ROAS」を見て、1000%を目指す。不要なキーワードや成果の出ない広告を間引きして、最適化していく。

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