JANコード(GS1事業者コード)の取得・登録方法のまとめ
こんにちは、中国輸入ビジネス(OEM)
Amazon販売、OEM販売最大化コンサルタントの石山です。
今回は「JANコード」について。
基本なので、すぐに抑えていきましょう。
「聞いたこともない」
「聞いたことあるけど、取得が大変そう」
「必要無い」
など、様々な感想があると思います。
今回はJANコード(GS1事業者コード)の取得・登録方法について、
画像を交えながら詳しくまとめていきます。
↓↓↓↓最新情報を取る場合はこちら↓↓↓↓↓
そもそもJANコードとは?
JANコードについては、このサイトの用語集の中で解説しています。
こちらでも念のために書いておくと、
①GS1事業者コード(9桁)
②商品アイテムコード(3桁)
③チェックデジット(1桁)
という3つを組み合わせたものが、標準のJANコード(13桁)です。
②商品アイテムコード(3桁)については、000~999までを自分で任意で付けることができ、③チェックデジット(1桁)については、①GS1事業者コードと②商品アイテムコードがあれば、計算式を使って発行することができます。
ですが、①GS1事業者コードについては、取得するための手続きが必要になってきます。
どうしてJANコードが必要なのか?
Amazonでの新規出品する商品は、
JANコードがついている商品であることが前提になっています。
既存の商品でJANコードがあればそのまま入力すれば良いですが、UFOキャッチャーや一番くじの景品などは、JANコードが無いことも多いです。ですが勝手にJANコードをつけるとクレームが入る可能性がありますので、国内メーカーの商品をAmazonで販売する場合には、「製品コード免除の許可申請」を出して、JANコードが無い状態でも販売できる手続きを行いましょう。
ですが既に前提として書いた通り、OEM商品を販売する場合にはJANコードが必須です。
当たり前ですが勝手に任意の13桁をつけるのはNGです。GS1事業者コードの登録をした上で、JANコードを取得しましょう。
GS1事業者コードの取得方法は?
GS1事業者コードについては、「一般財団法人 流通システム開発センター」に取得の申請をすることによって、取得することができます。
ちなみに申請の方法は、2種類あります。
インターネットによる申請方法
登録申請書による申請方法
JANコードの登録申請料は12,960円〜
申請方法に書いてある通り、申請のためには登録申請料が必要です。申請料は年商によって、下記の表のように変わります。
これは今後の見込みではなく、あくまでも現時点での年商です。
そして、OEM商品を取り扱うのであれば、業態区分は「卸・小売業、サービス業等」になり、全くの初心者であったり、これからビジネスを始めるという方はFに入ります。
既に実績がある場合には、それに基づく登録申請料をお支払いが必要です。
実際の申請の流れについて
では実際の申請の流れについて書いていきます。
インターネットで申請する場合の流れ
インターネットで申請する場合には、一般財団法人 流通システム開発センターにアクセスした後、「各種コード登録・概要」→「GS1事業者コードの登録申請方法」と進みます。
次に「Eメールアドレスを登録する」という項目の赤丸部分をクリックし、
メールを受け取りたいメールアドレスを入力した上で、「メールアドレスを登録する」をクリック。
すると登録したアドレス宛に、このようなメールが届きますので、赤丸部分のリンクをクリックします。
重要事項と規約の確認
すると重要事項や規約を確認する画面に進みます。
全てを確認した上でチェックを入れていき、「次へ進む」をクリック。
はじめてのバーコードガイドを読んだか?
次に「はじめてのバーコードガイド」を読んでいるかどうかを聞かれます。読んでいればチェックを入れて、「次へ進む」をクリックし、呼んでいなければ「こちら」からPDFを開いて読むようにしてください。
ちなみにこの画面以外からでも参照することはでき、流通システム開発センターのサイトのトップから「各種コード登録・概要」→「はじめてのバーコードガイド(PDF)」をクリックすればPDFを開けます。
事業者情報の入力
次に事業者情報を入力していきます。
ここからはそれぞれに書き方について注釈を入れていきます。
コード管理担当者の入力
次はコード管理担当者です。
登録申請料の入力
次は登録申請料の項目です。先ほど登録申請料の一覧を載せましたが、インターネットで申し込む場合には一覧をチェックしなくても、「業態区分」と「年商」を入力して「登録申請料を確認する」をクリックすることで、登録申請料を自動で計算してくれます。
上の画像はこれからビジネスを始める想定のため、年商は0にしていますが、既に法人や何かのビジネスで売上を上げている場合には、それに応じた年商を入力してください。
登録申請料の確認ができたら、「次へ進む」をクリックします。
GS1事業者コードの利用について
次はGS1事業者コードの利用用途や、扱う商品などを入力していきます。商品名や分類はイメージが湧きにくいかもしれませんので、一例として欠かせて頂きました。
商品名や分類については、決めたら必ず取り扱わなければいけないわけではありませんし、それしか取り扱うことができないわけではありません。ですが入力は必要なため、おぼろげながらでも構いませんので、商品名や分類を入力しておきましょう。
全て入力が終わったら、「入力内容の確認」をクリックします。
入力内容を確認し、確定する
今までに入力してきた内容を確認する画面に進みますので、間違いなければ「入力情報を確定し、次へ進む」をクリック。修正したい場合には対象の項目の右の「この項目を修正する」をクリックして修正してください。
支払い方法を選択する
次は支払い方法の選択です。
支払い方法は、コンビニかペイジー、または銀行振込しか選択できません。
クレジットカードやPayPalは使えませんのでご注意を。
どちらかを選んで「次へ進む」をクリックすると、最後に確認画面が出て、「お支払方法の詳細を確定する」をクリックすればOKです。
入金確認後、内容が問題無ければ手続完了
あとはあなたが指定した方法で入金し、申請の内容に不備などが無ければ、数日してGS1事業者コードが記載された書類を含む「GS1事業者コード登録通知書」という書類が郵送で届きます。
これでインターネットでの手続は完了です。
郵送で申請する場合の流れ
「はじめてのバーコードガイド‐新規登録用‐(登録申請書付)」を手に入れる
郵送で申請する場合にはまず、「はじめてのバーコードガイド‐新規登録用‐(登録申請書付)」を手に入れる必要があります。
先ほどご紹介したPDF版では、登録申請書は入っていませんのでご注意ください。
入手の方法としては、
・流通システム開発センターのサイトから取り寄せる
・全国の商工会議所、または商工会に行って入手する
という2つがあります。
流通システム開発センターのサイトから取り寄せる
1つめは流通システム開発センターのサイトから取り寄せる方法です。
トップページから「各種コード登録・概要」→「GS1事業者コードの登録申請方法」と進んだ後の画面で、少し下にスクロールして、赤丸部分をクリックします。
次のページで「はじめてのバーコードガイド‐新規登録用‐(登録申請書付)」の項目の中の「ご注文ページヘ」をクリック。
「ご注文」となっていますが、無料ですのでご安心ください。まあ、以前は有料だったみたいですけどね。
注文ページでは住所や名前などを入力します。
個人でも法人名や部署の入力が必要です。ただここはまだ取り寄せの段階ですので、住所や名前以外は厳密なものでなくても構いません。
そして下にスクロールすると資料を選択する項目がありますので、はじめてのバーコードガイドを「1」部にして、画面を進めれば取り寄せることができます。
全国の商工会議所、または商工会に行って入手する
もう1つは、お近くの商工会議所、または商工会に行って手に入れるという方法です。
入手の仕方は好き好きですが、特に「なかなかイメージがつかない」「ちゃんと記入できるか不安」「不備があったら面倒」と考えるようであれば、利用すると良いと思います。商工会議所や商工会であれば、担当の人が書き方を丁寧に教えてくれますので。
登録申請書の記入や入金
用紙とインターネットという違いはありますが、記入する内容についてはインターネットで入力するものと変わりはありません。ここまでの解説や画像を参考にしながら、登録申請書の場合でも記入を進めてください。
そして登録申請料を入金した上で、登録申請書を流通システム開発センターに返送するか、お近くの商工会議所または商工会に直接提出します。それで流通システム開発センターが登録申請料の入金と、登録申請書に不備が無いことの確認ができたら、登録通知書が郵送で送られてきます。
これで、郵送での申請は完了です。
JANコードの作り方について
これでようやくJANコード作成にあたれるんですが、JANコードは既にお伝えした通り、
①GS1事業者コード(9桁)
②商品アイテムコード(3桁)
③チェックデジット(1桁)
という3つからなっています。
商品アイテムコードは001から付けていけば良いですが、それとは別にチェックデジットを計算することでJANコードは完成します。
一応チェックデジットについては、下記の計算式で計算します。
エクセルが得意な方は計算式を登録して、自分で作れるようにしても良いですが、一応流通システム開発センターサイト内に、チェックデジットを計算してくれるページはあります。
例えば、
GS1事業者コード・・・457654321
商品アイテムコード・・・001
だった場合、チェックデジットは「6」になります。
すると、
457654321001
という13桁のJANコードができるというわけです。
これでようやくJANコードの作成完了というわけですね。
JANコードはいくつ作れる?
ちなみにGS1事業者コード1つにつき、JANコードは1,000個作ることができます。なので、000~999というわけなんですね。
これを多いと思うか少ないと思うかは人それぞれだと思いますが、OEM商品を扱うのであれば1,000個あれば十分です。しかも実は1,000個を超える場合でも、流通システム開発センターに連絡をすれば新しく発行してもらえますのでご安心ください。
なので逆に言うと勝手に番号を変えたりはせず、1,000個使い切ってしまった、または使い切りそうになった段階で、流通システム開発センターに連絡しましょう。
GS1事業者コードに期限はあるのか?
GS1事業者コードの有効期限は3年間です。
有効期限が切れる一ヶ月ぐらい前に更新通知書が届きますので、更新する場合は必要事項に記入する必要があります。
そして更新のためには年商に応じて、更新手数料がかかってきます。
手数料を支払った上で、更新の書類を返送、またはお近くの商工会議所か商工会に提出することで更新ができます。
まとめ(30秒で読みたい方はこちら)
・新規出品にはJANコードが必要
・JANコード作成のためにはGS1事業者コードの登録申請が必要
・GS1事業者コードはインターネットが郵送で登録可能
・GS1事業者コードには登録申請料がかかる
・JANコードは1,000個まで作れるが、増やすことも可能
・GS1事業者コードには有効期限がある
OEMに本気で取り組みたい方は、メルマガでより詳しい内容、そして最新情報を配信していますので、是非ともご登録ください。