そんな設定もあるの?WooCommerceの詳しい設定まとめ
こんにちは、中国輸入ビジネス(OEM)の専門家、石山です。
ワードプレスサイトでネットショップを開設するなら、無料のプラグインであるWooCommerceをオススメすることと、その導入の方法については以前に記事で詳しくまとめました。
基本的にはそのままで使えますが、デフォルトの設定があなたのネットショップに適しているかはわかりません。
ですがWooCommerceでは様々な設定が可能ですので、今回は「そんな設定もあるの?WooCommerceの詳しい設定まとめ」と題し、WooCommerceで設定できる項目と、その設定の方法について画像付きで解説していきます。
設定の解説の前に
WooCommerceを使うためにはワードプレスサイトが必要であり、一般的な運用方法はサーバーとドメインをレンタルして、サーバーにワードプレスをインストールするという方法です。
サーバーとドメインのレンタルについては、こちらの記事にまとめています。
ワードプレスは基本的に無料で使えるブログシステムなんですが、今現在はWordPress.comが独自にサービスの提供をしており、このような有料プランが存在します。
私も実際使ってはいないので詳しくはわかりませんが、誰かに薦められた経験もないので、特別優秀なサービスでもないのかな、と。
そして、知る限りではエックスサーバーが一番費用対効果が高いですし、「ビジネス」のプランよりも安く使えますので、やはりエックスサーバーをオススメします。
ワードプレスのインストールも、こちらにまとめているとおり非常にカンタンです。
WooCommerceの各種設定項目
WooCommerceの各種設定項目の画面に進むためには、ワードプレスのダッシュボードで「WooCommerce」→「設定」をクリックしてください。
WooCommerceの設定項目は、下記の8つです。
・一般
・商品
・税
・送料
・決済方法
・アカウント
・Eメール
・API
この中で、APIについては特に設定は不要ですので解説は省きます。
初期設定の段階ですでに設定が完了している項目もありますが、合わせて解説していきます。
ちなみに設定を変更した場合は、項目ごとに「変更を保存」のボタンをクリックする必要がありますので、注意しましょう。
一般
一般の項目は主に販売拠点や、通貨の設定をする項目です。
販売拠点はあなたの自宅や事務所がある場所で構いません。
そして日本だけで商品を販売する場合は、「販売を展開する国」の項目で「特定の国に販売する」を選択すると、
販売を展開する国を選べますので、「日本」を選択してください。
するとこのように追加されます。
「配送可能地域」は、販売を展開する国で日本を選べば、「販売するすべての国に出荷する」のままでOKです。
通貨はあなた自身で何か特殊な設定をしたい場合以外は、デフォルトのままで特にいじる必要はありません。
商品
商品の項目は、項目内でさらに分かれています。
一般
こちらは任意で単位を変えたり、チェックの付け外しをしてください。
大型の商品をメインで扱うなら重量単位を「kg」にしたり、寸法単位を「m」にする必要はありますが、基本はそのままでOKです。
表示
ここは商品ページの動きや、商品画像のサイズなどの設定の画面です。
「かごに入れる」の処理については、
「正常に追加された後、カートのページにリダイレクトします。」=「カートに入れる」ボタンを押した後、すぐにカートのページへ自動的に移動する。
「AJAXはアーカイブの「カートに追加」ボタンを有効にします。」=「カートに入れる」ボタンを押すとカートに追加され、カート情報を表示させている場合は、その数が更新される。
という違いがあります。
両方にチェックを入れた場合は、「正常に追加された後、カートのページにリダイレクトします。」が優先される構造になっているようですが、そもそもの話として、どちらかだけを選ぶようにしましょう。
ちなみにAJAXというのは、ページの移動を伴わない「非同期通信」のことなんですが、それについて特に理解する必要はありません。
商品画像の大きさなどは、商品やあなたの好みに合わせて変更していきましょう。
ただ、「切り抜きますか?」にチェックを入れると画像をハンパなところで切られますので、チェックを外すことをオススメします。
在庫
ここは基本デフォルトのままでOKですが、変更するとしたら「ストック表示形式」の部分でしょうか。
変更する場合は、下記の中から選んでください。
ダウンロード可能な製品
ここは例えば動画やデータファイルなど、ダウンロード可能な製品を販売する場合の設定です。
ファイルダウンロード方法は下記の3つから選べますが、基本は「自動ダウンロード」でOKですね。
税
税についても項目内でさらに分かれていますが、変更する可能性があるのは2つですので、その2つを解説します。
税オプション
ここは主に、税込みで表示をするのかしないのかというのがメインです。
「送料税クラス」や「税の丸め計算」などはそのままでOKです。
標準税率
ここは消費税の税率が変わったら変更が必要ですが、8%のままであれば特に設定は不要です。
送料
送料もさらに項目が分かれていますので、それぞれ解説していきます。
配送地域
配送地域はあなた自身での設定が必要ですので、まずは「配送地域を追加」をクリックします。
追加の画面はこちらです。
「地域名」は任意で付けていただき、「地域」は入力部分をクリックすると、このように地域が表示されます。
「配送方法」については、一度「変更を保存」をクリックしないと変更ができません。
ちなみに「配送方法を追加」の項目はこのようになっています。
選択した後に「配送方法を追加」をクリックすれば、設定されます。
例えば、東京だけ無料配送にしたい場合はこのように設定します。
そしてさらに配送方法の設定が必要なんですが、配送方法の設定のためには再度「変更を保存」をクリックしてください。
変更を保存した後に配送方法をクリックすると、設定の画面に進みます。
定額送料
他の項目もそうですが、「メソッドのタイトル」は変更できますので、例えば定額送料なら「送料は一律○円」など、わかりやすい表記に変更しましょう。
無料配送
無料配送では、送料無料の条件を決めることができます。
最低注文金額を決める場合は、項目を選択するとその金額を入力する欄が表示されます。
店頭渡し
店頭渡しを使う場合は「タイトル」を変えるだけでOKです。
最後に配送の地域を追加したい場合は、「配送地域を追加」をクリックすれば追加できます。
配送オプション
配送オプションは、デフォルトのままで特に変更は不要です。
必要であれば任意で変更してください。
配送クラス
配送クラスは商品ごとに送料を設定できるオプションですが、送料体系はあまり複雑ではないほうが良いので、よほど特殊な商品を扱わない限りは特に設定は不要です。
決済方法
決済方法もさらに項目が分かれます。
ただ、「BACS(電信振替システム)」は日本国内の取引では使いませんし、「小切手支払い」も使うケースはほとんどないと思いますので、説明は省略します。
それ以外も、あなたがその支払い方法を使わなければ特に設定は不要です。
支払いオプション
ここではクーポンを用意するかどうかや、支払いにあたってユーザー登録が必要かどうかなどの設定ができます。
決済方法の表示順についてもドラッグアンドドロップで変更できますが、基本的にはデフォルトでOKです。
代金引換
他の項目もそうですが、その支払方法を使う場合は「~を有効にする」の部分にチェックを入れてください。
ここはタイトルはそのままでOKですが、「説明」は支払いのときに表示され、「説明書き」は購入手続きが完了した後の画面(サンクスページ)や、お客様宛に送られるメールに表示されますので、それを意識した文章を書きましょう。
有効にする配送方法については、設定したい場合のみ設定してください。
PayPal
PayPalを使う場合は、少なくともあなた自身がPayPalのアカウントを持っておく必要があります。
基本的にデフォルトでOKですが、少なくともAPIの資格情報の部分に、あなたのPayPalアカウントは入力しておいてください。
銀行振込(日本向け)
ここは事前に、「WooCommerce For Japan」のプラグインのインストールと「銀行振込(日本向け)」の項目を有効化しておく必要があります。
やり方はこちらの記事で詳しくまとめています。
「説明」「説明書き」については代金引換の時と同様です。
「振込銀行口座詳細」は各項目を入力してください。追加や削除は下のボタンから行えます。
アカウント
ここではアカウント作成にあたってのルールや、アカウントページのURL表記などを設定できますが、基本的にはデフォルトでOKです。
必要であれば「アカウントページ」部分のチェックの入れ外しをしてください。
Eメール
ここではあなたやお客様宛に送るEメールの設定ができます。
一応メールのテンプレートはこんな感じです。
当然ですが文面はテンプレートファイルをダウンロードして編集し、アップロードし直す必要があります。
テンプレートのダウンロードやメールごとの設定画面は、対象のメールの項目名をクリックすると進みます。
「新規注文受付メール(管理者へ) 」を編集したいのであれば、赤丸部分をクリックするということですね。
設定の画面はこのような感じです。
「Eメールタイプ」は下記から選択ができます。
テンプレートの格納場所や、上書きする場所はこちらに書いてあるとおりです。
FTPクライアントなどでダウンロードして、編集後にアップロードすれば文面は書き換わります。
メールによって格納場所が異なることと、バックアップの状況については注意してくださいね。
FTPクライアントの設定や使い方は、こちらの記事にまとめています。
まとめ(30秒で読みたい方はこちら)
以上がウーコマースの設定です。
設定する項目はなかなか多いですが、「よくわからない」「必要無い」部分については特に設定は不要なので、適度に読み飛ばして進めてください。
ただ、いろいろな設定ができることは、今回の記事でご理解いただけると思います。
分量がありますのでぜひともブックマークしていただき、時々読み返しながら設定の見直しなどをしてみてくださいね。
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