Amazon輸入ビジネスからワンランク上に上がる②オウンドメディア

石山 芳和

こんにちは、中国輸入ビジネス(OEM)の専門家、石山です。

前回はネットショップの種類や、開設の仕方などについてまとめました。

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ただ前回の記事で、集客は苦労するというのと、その解決策の1つとしてオウンドメディアが考えられるというのをお伝えしました。
オウンドメディアは一朝一夕にできるものではありませんが、長期的に考えればあなたの集客の強力な武器になることは間違いないです。

今回は「Amazon輸入ビジネスからワンランク上に上がる②オウンドメディア」と題し、オウンドメディアがそもそもなんなのかということや、作り方について解説していきます。

オウンドメディア(owned media)とは?

まずはそもそもオウンドメディアがなんなのかですが、結論からお伝えすると、「自社や個人の持つメディア」のこと。

定義はあくまでもメディアですので、雑誌だろうが、動画だろうが、それこそブログだろうがオウンドメディアだと言えます。
このEマガも、オウンドメディアの1つですね。

2015年後半ごろからWEB界隈で言われ始め、2016年に入ってからは様々な場所で聞く機会が増えてきた言葉です。

そもそもオウンドメディアという言葉は単体ではなく、「ペイドメディア(paid media)」「アーンドメディア(earned media)」という言葉とセットで語られることで意味を持つものであり、3つを総称してトリプルメディアと呼ばれます。

ペイドメディア(paid media)=例えばPPC広告やバナー広告等、お金を払うことで掲載するメディア。

アーンドメディア(earned media)=ツイッターやフェイスブックを始めとするソーシャルメディアなどで、主に口コミの効果を狙うメディア。

オウンドメディアが注目を集めている理由は、大きく3つ挙げられます。

①広告費をかけなくてもアクセスを集めるようにできる

最近はテレビの視聴者がめっきり減りましたし、PPC広告にしてもGoogle利用者の増大により、費用に見合うような効果が得られなくなってきている現状があります。

ですがオウンドメディアは良質なコンテンツを作れば、広告を出さなくても検索エンジンやシェアなどでアクセスが集まってきます。

②コンテンツを蓄積できる

どんなに良い情報を発信したとしても、ペイドメディアはもちろんのこと、アーンドメディアであるフェイスブックやツイッターも、すぐにタイムラインで流れてしまいます。

いちいちフェイスブックページや個人のページにアクセスして、過去の投稿までチェックしてくれる人は稀ですので、基本的にアーンドメディアのコンテンツは使い捨てになってしまいます。
対してオウンドメディアは、書けば書くほどコンテンツは蓄積され、アクセスも集まりやすくなります。

③ペイドメディア、アーンドメディアを絡めることで、より多くのアクセスを集める仕組みにできる

ペイドメディアもアーンドメディアも、販売する商品や誘導するサイトが無ければ十分な意味を成しません。

フェイスブックやツイッターで注目を集めたにしても、LPや商品を紹介するページに誘導しない限り、成約することはないと考えると、受け皿としてのオウンドメディアが必要になります。

これらの理由により、マーケティングの観点などからも注目を集めており、個人レベルはもちろん、大手企業もオウンドメディア作りを進めています。

オウンドメディアはどうやって作るのか?

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お伝えしたとおり、あなた自身の媒体であればそれがオウンドメディアですが、ここではブログを作る方法について解説します。

オウンドメディアは独自ドメインとサーバーで

無料ブログもオウンドメディアと言えなくはないですが、資産価値や将来的なことを考えれば、ドメインとサーバーを借りて作るのがベストです。

ドメインやサーバーの契約については、こちらの記事にまとめています。

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ブログを書くためのシステムを入れる

次にブログを書くためのシステムをサーバーに入れる必要があるんですが、私はワードプレスをオススメしており、導入方法についてはこちらの記事にまとめています。

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記事に書いているとおり、世界の四分の一のサイトはワードプレスで作られていると言われるくらい、世界的にも愛好家の多いシステムです。

しかもエックスサーバーを契約すれば、導入も非常にカンタンですしね。

一応他のブログシステムについてもご紹介しておきます。

はてなブログ

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Jimdo(ジンドゥー)

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g.o.a.t

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オウンドメディア作成前に決めておくこと

ワードプレスをインストールすればすぐにでも記事を書き始められますが、その前に決めておくべきことがいくつかありますので、Eマガを例にしながら解説をしていきます。

オウンドメディア=雑誌

まず前提として、オウンドメディアは雑誌のようなものと考えてください。
ですのであなたの商材を売るためのメディアではありますが、コンセプトやターゲットは絞りすぎないほうが良いです。

理由は色々考えられますが、

・集まるアクセスに限界がある
・コンテンツのネタがすぐになくなってしまう

という2つが大きいですね。

例えばあなたがメインで扱っているのが長財布だった場合、「長財布専門ブログ」だと厳しいということですね。
服飾小物専門ブログでもなかなか厳しいと思います。

その場合は例えば「30代ビジネスマン向けブログ」とか「メンズファッション全般のブログ」とかのほうが良いですね。

オウンドメディアの名前

まず始めに、当たり前ですがメディアの名前が必要です。

Eマガは、「ECディレクターズマガジン(Eマガ!)」としています。

自由につけて構いませんが、できれば覚えやすくてあまり長くないものが良いですね。長くても、Eマガのように略しやすい名前が良いです。

コンセプト

名前とコンセプトは、できればある程度紐づけておきましょう。

必ずしもつながっている必要はないですが、かけ離れているとちぐはぐなオウンドメディアになってしまいます。

Eマガの場合は、「自社ブランド・商品・サービスをWebで自由自在に販売する手法」です。

コンセプトもダラダラと長くするのではなく、この程度にまとめましょう。

ターゲット

次はターゲットです。

年代でも、性別でも、趣味嗜好でも構いませんが、絞るようにしましょう。

Eマガの場合は、「20~30代で副業をしている、もしくは起業を目指す人」ですね。

ニッチになりすぎない程度にターゲットを設定してください。

カテゴリー

そしてカテゴリーです。

Eマガの場合は「Amazon」「サイト構築」「マーケティング」「ライフハック」「ランキング」「仕事術」「習慣づくり」というカテゴリーから成り立っています。

ターゲットやコンセプトが決まれば自ずと決まってくると思います。

数は特に決まりはないですが、あまり多くなりすぎないほうが良いですね。

できる限り途中で変更はしない

オウンドメディアもOEMと同じように、競合をベンチマークしてカテゴリーやコンセプトも参考にしましょう。
そして決まった後には、できればあまり変更しないほうが良いです。

マイナーチェンジ程度なら良いですが、扱う商材そのものが変わったり、ターゲットなどが変わってしまうと、それまでに記事を書いていたら、ムダになってしまうかもしれませんので。

ブランド名やコンセプトもコロコロ変えませんよね?
それと同じことです。

どんな記事を書いていくべきか?

オウンドメディアで書く記事の種類は、大きく分けて3つ。

1、ノウハウを学べたり、情報や知識を得られる記事
2、商品を売ったりサービスを契約させるための記事
3、アクセス集めを狙った記事

この3つをバランス良く書いていく必要があります。

あなたの目的はあくまでも商品を売ることになると思いますが、売り込みの記事ばかりだとアクセスはなかなか集まりません。
実際あなたも売り込みばかりしてくるサイトを、毎回チェックしようとは思いませんよね?

心配しなくてもアクセスが集まるようになれば、商品を売るための記事にも多数のアクセスが集まるようになり、商品が売れる可能性も高まります。

オウンドメディアが成長したその先に

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最後に、多くのアクセスが集まるオウンドメディアができたら、こんな未来が考えられます。

あなたのリストを集めることができる

商品を売ることとは別にあなたがメルマガなどで情報発信をするのであれば、そのメルマガのリストをカンタンに集めることができます。

Amazonはもちろんのこと、ネットショップやオウンドメディアも絶対ではありませんが、メールアドレスが使いものにならなくなるのは、まだまだずっと未来の話だと思うので、リストがあればビジネスの安定感は相当高まります。

企業から広告の依頼が入る

アクセスを集めるサイトになると「月○万で広告を出させてください」などの依頼が、企業から入ってくることがあります。

これは固定の収入になりますので、かなり手堅いですね。

他の人の商材を売ることができる

あなたの商材を売っても良いですし、お金を取って誰かの商材を売ってあげても良いですよね。

そういう知り合いがいなかったとしても、アフィリエイトをするという方法もあります。

オウンドメディアを売却できる

広告費をかけずに安定的に大量のアクセスが集まるサイトは、企業にとっても喉から手が出るほど欲しいものです。
売却の金額はサイトの種類やアクセス数によりますが、数百万円~場合によっては数千万円になることもあります。

売ってしまったとしてもあなたにノウハウは残っているので、次にまたオウンドメディアを作る場合にはもっと早くアクセスを集められるようになりますよね。

オウンドメディアのコンサルティングができる

大量のアクセスが集まるサイトを欲しがる企業はたくさんありますし、個人法人を問わず、そのノウハウを知りたい人はたくさんいます。

ですのであなたがやってきたことやコツなどを教えていけば、あなたは立派なオウンドメディアコンサルタントです。

ここでお伝えしたのは、あくまでも可能性のお話です。

物販を続けたいのであればコンサルタントをする必要はないですし、運営を続けていけば売却をしなくてもそれ以上のお金を稼げます。

まとめ(30秒で読みたい方はこちら)

・オウンドメディア(ownedmedia)=「自社や個人の持つメディア」
・オウンドメディアが注目を集める3つの理由
①広告費をかけなくてもアクセスを集めるようにできる
②コンテンツを蓄積できる
③ペイドメディア、アーンドメディアを絡めることで、より多くのアクセスを集める仕組みにできる
・オウンドメディアは独自ドメインとサーバーで
・ブログを書くためのシステムはワードプレスがオススメ
・オウンドメディア=雑誌
・オウンドメディアで書く記事
1、ノウハウを学べたり、情報や知識を得られる記事
2、商品を売ったりサービスを契約させるための記事
3、アクセス集めを狙った記事

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