グーグルから適切な評価を受ける!サーチコンソールの導入・活用方法
こんにちは、中国輸入ビジネス(OEM)の専門家、石山です。
ネットショップについての記事の中で、Amazonに比べるとネットショップは格段に集客が難しいことは何度かお伝えしています。
検索結果で上位にいく難しさはもちろんですが、それ以前の問題として、まずは「Googleにサイトを正当に評価してもらう」工程が必要になります。
これはネットショップでも情報発信用のサイトでも関係はありませんが、意外とここを気にしていない人が多いんですよね。
「とりあえずサイト作れば良いんでしょ」
「記事を定期的に更新してれば順位は上がっていくでしょ」
もしあなたがこのように考えているのであれば、すべてが間違いではありませんが、ほとんどは間違いです。
今回は「グーグルから適切な評価を受ける!サーチコンソールの導入・活用方法」と題し、グーグルから適切なサイトの評価を受けるために欠かせない、Search Console(サーチコンソール)というツールの導入方法と使い方を解説していきます。
Search Console(サーチコンソール)とは?
Search Console(サーチコンソール)はカンタンに言えば、
「サイトがGoogleから適切な評価を受けているかのチェックと、それを受けるための改善ができるツール」
であり、無料で使うことができます。
そしてそのほかの利点として、キーワードの分析などもこのサーチコンソールでできるんですよね。
古くはウェブマスターツールと呼ばれていて、その頃はWebの管理者が使う比較的マニアックなツールでしたが、今現在は個人でサイトを運営する場合にも欠かせないツールになりました。
いくら素晴らしいサイトを作っても、Googleに見つけてもらわなければ意味はない
これを聞いてもなかなかピンと来ないかもしれませんが、あなたも現在のWebビジネスがGoogleを中心に回っているのは理解されていると思います。
そして、アマゾンでの商品販売に影響を与えている部分も多少はあります。
ネットショップでも情報発信でも、Googleにあなたのサイトを見つけてもらい、適切な評価をしてもらえないことには何も始まりません。
もしかして、
「普通にサイト作れば、すぐに見つけてもらえるでしょ?」
と思ってませんか?
それについては、1つ私から質問させてください。
あなたは今現在、世界にどのくらいのWebサイトがあるかご存知ですか?
2015年12月の調査時点で、その数はなんと901,002,770サイト。
そして2016年になって10億を超えたそうです。
もちろんこれは、個人法人、大規模小規模を問わず、ですけどね。
ある程度の日数があれば見つけてもらえますが、何もしなければこれだけあるサイトの中で、あなたのサイトをすぐに見つけてもらうのはほぼ不可能です。
検索結果に載るためには「クローラー」に見つけてもらわなければならない
グーグルの検索結果を司るのは、「クローラー」というロボットです。
このクローラーはWebサイト上を定期的に巡回していて、そのクローラーに見つけてもらうことであなたのサイトや、更新した記事は検索結果に載るんですが、これを「インデックスされる」と言います。
検索結果に載るのはもちろん、検索結果の上位にいくのも、このクローラーの評価によってくるんですよね。
あなたのサイトの記事やコンテンツが増えたり、サイトそのもののパワーがアップすることで、クローラーが巡回する頻度が増えていき、検索順位も上がっていきます。
ですがそのためには多くのアクセスを集めたり、滞在時間を伸ばす必要があります。
検索上位にいけるかどうかはまた別の話ですが、何か工夫を施したり、それこそ新しい記事やコンテンツを作成したときに、サーチコンソールを使えば、クローラーにできる限り早くそれを伝えられます。
そしてもちろんこれは、サイトを作った直後も同じですね。
サーチコンソールの導入方法
サーチコンソール導入の前に
サーチコンソールはGoogleが提供するツールですので、Googleのアカウントが必要です。
もしまだ持っていなければ、こちらの記事を参考にして作成してください。
あとは当然ですが、ネットショップでも情報発信系でも、Webサイトが無ければ導入はできません。
サーチコンソール導入の手順
まずはGoogleで「サーチコンソール」などで検索し、サーチコンソールのサイトにアクセスします。
アカウントの認証を求められた場合はログインしていただくと、このような画面になります。
もしくは、このような画面に進んだら内容をチェックして、「同意」すれば同じ画面に進みます。
サーチコンソールを使いたいサイトのURLを入力して「プロパティを追加」をクリックすると、
このような画面になりますので、手順通りに進めます。
HTML 確認ファイルをダウンロード
「この HTML 確認ファイル」という青字の部分をクリックすると、htmlファイルをダウンロードできます。
※画像はChromeを使用した場合
確認ファイルをアップロード
1でダウンロードしたファイルを、FTPクライアントなどを使ってトップページの直下にアップロードします。
例えば「https://iobc.jp/」であれば、「https://iobc.jp/google○○.html」となります。
FTPクライアントについてはあらためて記事でまとめようと思いますが、ワードプレスの場合「public_html」の直下がトップページの直下になるので注意が必要です。
ですので「https://iobc.jp/」であれば、「https://iobc.jp/public_html」の直下ということですね。
FTPクライアントがなんなのかや、導入の方法などはこちらの記事にまとめています。
ブラウザでアクセスして、アップロードが正しく行われたことを確認
これも青字のURL部分をクリックすればリンクに直接飛び、問題なくアップロードできていればこのような画面が表示されます。
うまくいっていない場合には、あなたのサイトのトップページに飛んでしまうので、その場合は再度試してみてください。
以下の [確認] をクリック
3までの工程が終わったら、「私はロボットではありません」にチェックを入れて「確認」をクリックし、
※書いてあるとおりHTMLファイルは削除しないでください
このような表示が出れば導入は完了なので、「続行」をクリックすれば、
サーチコンソールの管理画面に進めます。
サイトを追加する場合
もし複数のサイトを持っている場合には「Search Console」をクリックし、
「プロパティを追加」をクリックすれば、
サイトを追加する画面に進みます。
この後の手順は、先ほどまでとまったく同じです。
サーチコンソールの活用方法
サーチコンソールは色々なことができますが、ここでは基本的でも大切な2つの作業について解説します。
サイトマップの送信
サイトマップの送信がどうして必要なのか?
サイトマップはその名のとおり、Webサイトの地図。
あなたのサイトがどんな構成なのか、どのようなことが書いてあるのかをデータでまとめたものです。
何度かお伝えしているとおり、最初の段階ではそもそもあなたのサイトの存在を知ってもらう必要があり、サイトマップの送信はそのための作業です。
これを送信するとしないとでは、インデックスのスピードはかなり変わります。
ただサイトマップを送信する前に、
・最低でも1つはあなたのコンテンツ(記事)を作っておく
・サンプルの記事やコメントがあれば削除しておく
という2つの工程は完了しておいてください。
プラグインを使えば、サイトマップ送信もカンタン
ネットショップでも情報発信でも私はワードプレスをオススメしており、ワードプレスの導入方法はこちらの記事にまとめています。
そしてワードプレスであれば、サイトマップの送信もプラグインという拡張機能でカンタンに完了できます。
一応グーグルのヘルプページにサイトマップの作り方は載っていますが、何だか複雑なので、Google XML Sitemapsというプラグインでの送信方法を解説します。
ワードプレスのダッシュボードから、「プラグイン」→「新規追加」をクリックし、
検索バーに「Google XML Sitemaps」と入力すると、
検索結果に表示されますので、「今すぐインストール」をクリックし、
「有効化」をクリックすればOKです。
これで自動的にあなたのトップページの直下に、「sitemap.xml」というURLでサイトマップが作成されました。
例えば「https://iobc.jp/」であれば、「https://iobc.jp/sitemap.xml」が作成されたということですね。
(実際にあります(笑)
サーチコンソールにサイトマップを送信する
次にサイトマップを送る必要があるんですが、サーチコンソールのダッシュボードにアクセスすると、おそらくこのような表示があるので、「サイトマップがありません」という赤丸部分をクリック。
次に「サイトマップの追加/テスト」をクリックし、
入力部分に「sitemap.xml」と入力し、「送信」をクリック。
この画面が表示されれば、サイトマップの送信は完了です。
「保留」と表示され、反映までに時間がかかる場合もありますが、
無事に反映が終われば、このような画面に切り替わります。
インデックスは最初はもちろんですが、定期的に送ることをオススメします。
Fetch as Googleを使う
「インデックスが遅いって言ってもたかが知れてるでしょ?」
インデックスは先ほどもお伝えしたとおり、サイトがグーグルの検索結果に載ることです。
サイトそのものでも、新しく商品ページや記事を作成した場合でも、これが早いに越したことはないですが、サイトを立ち上げた当初はなかなかそうもいきません。
「遅いって言っても、数時間じゃないの?」と思うかもしれませんが、初期のサイトなら何もしなければインデックスまでに1日2日かかるのは当たり前ですし、場合によってはもっとかかります。
サイト開設当初はやむを得ないんですが、これを少しだけ早める方法があります。
Fetch as Googleでインデックススピードアップ
それはサーチコンソールの「Fetch as Google」という機能を使う方法です。
この機能を使うことで、グーグルのクローラーに「サイトを更新したので見に来てください」と伝えられるんですよ。
なので、探してもらうのをただぼんやりと待っているよりも、早くインデックスされる可能性が高いです。
やり方は非常にカンタンで、サーチコンソールのダッシュボードにアクセスし、「クロール」→「Fetch as Google」と進み、
赤枠部分に、インデックスしてもらいたいコンテンツのURLを入力します。
この記事であれば「searchconsole」ですね。何も入力しなければ、サイト全体を対象にしてくれます。
そして一応「PC」以外にも選べますが、ここはPCのままでOKです。
あとは「取得してレンダリング」の「レンダリング」についてですが、これはグーグルのロボットがサイトをどういうふうに認識しているかのチェックができます。
レンダリング結果のイメージ
あまりにも表示がかけ離れていると問題ですが、一度チェックして特に問題無ければ、基本は「取得」でOKです。
取得するとこのような画面の表示になり、
しばらくすると切り替わりますので、「インデックス登録をリクエスト」をクリックすると、
このような画面になります。
内部リンクを張っていたり、ページそのものを対象にしている場合は、「このURLと直接リンクをクロールする」を選ぶと良いでしょう。
Fetch as Googleは新しいコンテンツを作った時はもちろんですが、コンテンツの内容やサイトを大幅に変えたときにも有効です。
まとめ(30秒で読みたい方はコチラ)
・サーチコンソール=サイトがGoogleから適切な評価を受けているかのチェックと、それを受けるための改善ができるツール
・いくら素晴らしいサイトを作っても、Googleに見つけてもらわなければ意味はない
・検索結果に載るためには「クローラー」に見つけてもらわなければならない
・検索結果に載る=インデックスされる
・まずあなたのサイトを知ってもらうためにサイトマップの送信が必要
・サイトマップ送信前に、下記2つを完了しておく
最低でも1つはあなたのコンテンツ(記事)を作っておく
サンプルの記事やコメントがあれば削除しておく
・初期のサイトならインデックスまでに1日2日、場合によってはもっとかかる
・Fetch as Googleでインデックスを早められる
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