どっちが良いの?Amazon大口出品と小口出品の違いは11もある
こんにちは、中国輸入ビジネス(OEM販売促進)の専門家、石山です。
この記事では、Amazonの大口出品と小口出品の違いについて
執筆します。
少しビジネスを始めたての方ならわかる通り、
2018年4月現在Amazonでの大口出品は月々4900円(税抜)、
小口出品は無料で使うことができます。
Amazon販売の初心者の方と面談すると
「大口出品だと月額がかかるからなー」
「相乗りだけだから小口出品で良いか」
そんな声を良く聞きます。
大口出品、小口出品にはそれぞれにメリットがあります。
ですので、どちらが良いとかはありません。
ただ、初心者の場合は「とりあえず」という感じで
小口出品を選びがちです。
ここでは、実際の販売者側から観た違いをまとめてますね。
「小規模だから小口出品で良いや」はダメ
Amazonで商品を出品する場合には出品アカウントが必要ですが、
出品アカウントの作成時に大口出品にするか、小口出品にするかを決めます。
ですので、あらかじめどちらで出品するかは決めておかなければなりません。
Amazonのページの飛ぶと「小規模事業者はこちら」という風に
書いてあるので、ついそちらの方をチェックしてしまいがちです。
でも意外に小口出品の方が損になってしまう可能性があります。
大口と小口でどんな違いがあるのか?一覧での比較
一番簡単な比較は、Amazonのサイト内にこのような表があります。
※https://services.amazon.co.jp/services/sell-on-amazon/individual-promerchant.htmlより引用
表の項目は11あり、タイトルに書いた通り全ての項目です。
ご覧の通り大口出品と小口出品には少しずつ違いがあります。
これだけではピンと来ないと思いますので、解説していきますね。
小口出品者に課される基本成約料100円の重み
大口は月額登録料として、月々4,900円かかりますが、小口は月額登録料は無料です。
ただ基本成約料、つまり商品が1点売れるごとの手数料が大口は無料ですが、
小口は100円かかります。
この段階でまず、50商品以上売れるような見込みがあるのであれば、
「そんなにたくさん取り扱わない」と思っていても、
大口出品にした方がお得ということです。
新規出品ができるのは、大口出品だけ
ここが大口出品と小口出品の違いの中でも、キモになる部分ではないでしょうか。
上の表ではピンと来ないと思いますが、小口出品の場合は、
Amazon上に無い商品カタログデータを登録することができません。
つまり、新規出品が出来ません。
私たちが推奨するOEM(オリジナル)商品でのビジネスが出来ません。
Amazon上に登録されている商品に相乗りする出品方法(転売)だけと
割り切るのであれば構いませんが、小口で収まるレベルの相乗り出品では、
得られる収益も正直たかが知れています。
Amazonでのビジネスは『OEM商品』を激しく推奨しているということもありますが、Amazonで大きな収入を得るためには、やはり大口出品での登録をするべきです。
出品形態の違いの他、レポートやツールが使えない
その他大口の出品形態は、Amazonの出品商品一覧ページに掲載される「出店」で、小口はただの「出品」であるという違いもあります。
あとは小口だと一括出品ツールが使えないというデメリットもありますが、それ以上に大きなデメリットとしては、小口出品は各種ビジネスレポートが使えないということです。
上の表では「注文管理レポート」と書いてあります。
サラッと書いてありますが、これ、かなり重要です。
Amazonで商売をやる上で、お客さんの動向を唯一知ることができるのが、
『ビジネスレポート』です。
商品ごとの売上数、価格、アクセス数、購買率など、
細かい推移やデータをチェックできる唯一のツールです。
これが小口では使えないのは、結構痛いです。
特にOEM商品を扱う上では非常に重要で、
商品選定でも活用することができるからです。
大口出品は配送や支払方法など、購入者の幅広いニーズに対応できる
これはどちらかというと、あなたというよりは購入者側のメリットにはなりますが、購入者がメリットを感じるということは、それだけ売れる可能性が高まるということでもあります。
大口なら配送日時や料金を店舗独自の設定にできますし、支払方法についても小口が3種類に対し、大口は6種類の支払方法に対応することができます。
あと、最近はAmazonでプレゼントを購入する方も増えてきていますので、ギフトの設定ができるかどうかというのも、販売機会を逃さないためには有効だと言えます。
ショッピングカートへの表示権限の有無
そしてショッピングカートに表示されるかどうかというのも、大口と小口の大きな違いと言えます。
ショッピングカートに表示されれば、
商品カタログにある「カートに入れる」というボタンから
私たちの商品を購入してもらうことができます。
ショッピングカートを獲得するためには、多少の条件はありますが、
獲得できれば他の出品者を大きくリードできる可能性が高いです。
(※まあOEM商品は、他の出品者を寄せ付けないので、あまりここに関しては
考えなくてもいいですが・・・)
ですが小口出品者ではその権利が与えられず、
出品者一覧の中から買ってもらう必要があります。
小口は出品できるカテゴリーに制限がある
最後は出品カテゴリーの違いです。
大口出品の場合はカテゴリーの申請を出せば、下記7つのカテゴリーの商品を取り扱うことができます。
●時計
●ヘルス&ビューティー
●アパレル・シューズ・バッグ
●コスメ
●ジュエリー
●食品&飲料
●ペット用品
取り扱うことができるカテゴリーが増えるということは、それだけ可能性も広がるということ。特にOEM商品の場合、アパレルやジュエリーとは比較的相性が良いです。
Amazonで真面目にビジネスをするなら、大口出品が基本
ところどころでお伝えしてはきましたが、
Amazonでビジネスをするのであれば大口出品が基本です。
まあ、私は小口出品でビジネスした事がありませんが。
小口出品で月商数十万レベルを稼いでいる人も聞いたことありませんので。
既にお伝えした通り、月に50商品以上売れた場合には
逆に損をしてしまいますからね。
大口出品3ヶ月無料キャンペーンの注意点
今現在、大口出品の登録料が3ヶ月無料というキャンペーンをやっているのですが、
それはあくまでも「新規」で出品アカウントを作ることが条件です。
ですので、たとえ作って間も無いアカウントだとしても、
既に小口出品で出品アカウントを持っている人は対象外になります。
セラーセントラルから大口出品に切り替えることはできますが、仮に作って3ヶ月も経っていないとしても、無料の期間はありませんのでご注意ください。
ただ、お伝えした通り、やはり私は大口出品をオススメします。
まとめ(30秒で読みたい方はこちら)
とりあえず、真面目にやるって決めたら、
大口出品の方が良いよ!という記事でした(笑)
①月額登録料より基本成約料が重くなる
②小口では、新規出品が出来ない
③小口ではビジネスレポートも使えない
④小口では、配送、支払方法などのバリエーションも少ない
⑤小口では、ショッピングカートが取れない
⑥小口では、出品できるカテゴリーが限られる
というわけで、腰を据えてOEM商品の販売方法を学びたいのであれば、
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