【Q&A】売上を左右する中国パートナーへの検品依頼について
こんにちは、石山です。
この記事はステージ2の「OEM商品販売×Amazon販売」の中の、
「商品製作」についてです。
商品改良や利益計算、カタログ作成などに注力しがちですが
日本に到着するまでの「検品業務」も非常に重要なポイントです。
商品が上手く回り出せば、Amazon倉庫への納品までのリードタイム短縮の為
中国工場からAmazon倉庫へ直送という手段を取る方も少なくないと思います。
しかしながら、「あるタイミングの発注から勝手に商品仕様が変わっていた」
「不良品率が上がり、お客さんからのクレームが多くなった」など、
工場の質もピンキリですので、上記のような声が上がることもあります。
検品は売上には直接関与しないかもしれませんが、
上記のようなケースにより、売上減少やクレーム対応等に
時間を取られることになり、大きなマイナスとなります。
そういったことを防止するためには
どのような事に気を付ければよいのか、
質問が出ましたので、以下に回答していきたいと思います。
検品を依頼する際、気を付けるべきことがあれば教えてください。
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代行会社と共に、検品すべきポイントを探していく
基本的には代行会社、あるいは中国パートナーに
中国国内での検品を依頼します。
日本国内で検品し、不備が見つかった場合
中国までの国際送料がかかってしまうからです。
検品を依頼する際は、具体的にどのような個所を検品してほしいのか
分かりやすくエクセルやワードなどに、
下記のような「検品依頼書」として纏めて依頼しましょう。
エクセルではなく、動画で送ったりしても分かりやすいと思います。
そして、パートナーの視点からも気になるところを洗い出してもらい
上記の検品依頼書に追加をしていきます。
パートナー側で判断がつかなりという場合は、
画像や動画で送ってもらい、指示を送りましょう。
商品販売の過程で生じたクレームについても、
検品で防止できる点であれば、共有すべきです。
そうすることで、検品の精度がどんどん上がっていきます。
また、検品を依頼する際は
「お客さんに販売した後に、レビューで不具合を報告されると
売上が下がり、工場への注文数が減るか、最悪販売中止もありえるので
初回は厳しくチェックをお願いします」など、
不良品が出た場合の相手のデメリットなども伝えると、
検品の精度が上がります。OBC生から実体験として声が上がっています。
工場にも仕様書の送付を依頼する
製造の際に気を付けて欲しいことは工場にも
エクセル・ワードで纏めて送っておきましょう。
工場での製造ミスが無ければ、そもそも不良品率は上がらない為です。
また、他にもいくつかメリットがあります。
「FBA直送をしていたが、あるタイミングの追加発注で
商品の仕様が変わってしまっていた」
「中身が見えない商品(電子機器や枕の中身など)を
何度か輸入している間に、品質の悪いものに変えられていた」
というよな、恐ろしい事を防げます。
こればっかりは、パートナーの検品だけでは
見つけられないこともありますからね。
手間がかかるかもしれませんが、むしろ無駄な時間を削減できます。
配送過程で破損発生が発生しないか?
商品自体だけでなく、配送の過程で破損する可能性がないか洗い出します。
実際にあった例ですが、配送の際に納品分の
20%が破損していた事例がありました、
配送の過程で多くの配送会社を伝わって届くようで
賠償を求めるのは難しいようです。
どのような経路で配送されるのか?
梱包はどのような形で行っているのか?
少しコストが上がっても、信頼できる運送会社を選びましょう。
国民性の違いに注意する
勿論、個人差はありますが
中国パートナー側が「これくらいいいや」と思っていることが
日本のお客さんに受け入れられず、低評価レビューに繋がることもあります。
その為、最初の何回かはFBA倉庫への直送ではなく
自分でもチェックしましょう。
検品は毎回同じ人が行っているのかをチェックするのも大事です。
代行会社では、検品を外部に依頼していたり
毎回違う人が検品を行うことがありますが、
基準が人によって異なります。
可能であれば、同じ人にお願いするようにしましょう。
不良品率に対する補償をしてもらえないか交渉する
FBA倉庫へ直送の場合であれば、
不良品に対して〇%以上は工場が負担してくれるなど、
契約しても良いと思います。
例えば2%以上の不良品が出たときは保証と工場と契約した場合
1000個注文した場合、20個以上不良品が出た際は、
それ以上に関しては工場が負担するよいうような契約です。
実際は品質に自信がある工場がやってくれる対応かとは思いますが、
こいうった取り決めをしっかりしておくことも重要です。
大前提として、頭では工場と契約をするという頭にしておきましょう。
代行会社・パートナーはあくまでも仲介役かつ外国人なので
どんなに流暢に日本語を話せていても、根っこの部分は外国人ですし
こちらが伝えたことを100%理解し、
翻訳して工場に伝わっていないこともあるからです。
仕入れる規模にもよりますが、契約書を作って
お互い納得した上で仕入れることが大切です。