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(コラム)実店舗への卸はやるべきか?

石山 芳和

「右肩上がりに伸びてるとはいえ

EC化率はいまだに10%以下だし

事業拡大を目指すためには

実店舗への卸が必要不可欠だ」



みたいな意見をたまに聞きますが

ネットでも売れて実店舗でも売れたら

それは最高なことだと思います。



ただそれを実現するには

「ネットと実店舗では売れ筋の価格が異なる」

という大きな壁が立ちはだかります。



どっちが高くてどっちが安いかは

商品によって変わってきますが



・商品ページで価値を伝えやすい

・モールごとの販売戦略を駆使できる



などの理由でネットの方が

高く売れやすい傾向にあります。



なのでAmazon、楽天などで

圧倒的なシェアを取っていて

他社より高くても売れているような商品は

実店舗だと「相場に比べ高い」と判断されて

全然売れないみたいな話はあるあるです。



せっかく高くても売れているネットの価格を

実店舗の相場まで下げるのは本末転倒ですし

ネットの価格はそのまま変えずに

実店舗の価格だけを相場まで下げるのは

ブランディングの観点から考えても

なかなかしずらい経営判断になります。



ですのでもしあなたが

ネットと実店舗どちらも両立して

伸ばしていきたい考えがあるのであれば

ネットと実店舗の売れ筋の価格帯が近い市場に

参入することをおすすめします。



ただリアルな話をすると

弊社や弊社のクライアントは

ネットで他社より高く販売できているので

実店舗との相性が悪かったりします。



なので不確定要素の多い実店舗よりも

ネット販売で高く売れる方がいいやと思う方は

是非OBCをご検討下さい。

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