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(コラム)事業売却に興味を持ったら考えるべきこと

石山 芳和

こんばんは、ECIの正木です。

最近、Amazonアカウント(というかEC)

の事業売却が流行ってますね。

 

今年の初めあたりから、

Amazon、楽天、自社ECブランドの

M&A(事業売買)が盛んになってきました。

 

ブームの火付け役は、アメリカのマーケティング会社である

THRASIO(セラシオ)

の日本法人が出来たことが発端だと、個人的に考えています。

(世界経済的に、カネ余りの背景もあると思います。)

 

それを受けて、あなたもよくご存知の通り

さまざまなYouTuberさんが拡散してますよね。

 

セラシオ社は、

元々アメリカにてマーケティングコンサル業を行ってきた企業なのですが

そのノウハウを活かして、数百億円のブランド買収を行い、急成長を遂げました。

その実績を引っ提げて、日本市場に参入しています。

 

それに追随するように、日本で同様のモデルで行っている事業者があります。

 

・マザーズに上場している「itsumo社」

・Amazon支援に強みがある「UBUN社」

などです。

 

実は弊社もクライアントさま限定で

春からM&Aのセミナーを行ったりしておりました。

 

そして弊社が支援したクライアントさんも

続々と数千万〜億単位の事業売却の締結を行っています。

 

(これは弊社としても本当に嬉しいニュースでした)

 

M&Aのメリットは、もうみなさんご存知かと思いますが

販売利益の24ヶ月分程度を目安に(買い手によってはさらに上乗せもあるかも)

まとまった現金が入ることです。

 

例えば、

2020年度の販売利益が5000万円だったら

単純に2倍で、1億程度を目安に買ってくれます。

 

厳密には、在庫や融資の残債があるので、多少前後しますが、

Amazonアカウントを磐石に運営していれば、

まとまった現金が手に入るのは事実です。

 

個人的に、ビジネスをする上で

最もお金持ちになるタイミングは

「事業売却をしたタイミング」だと思うので、

タイミングを見て積極的に検討して良いと考えてます。

 

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売却に興味を持った時に
個人的にチェックした方がいい事
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0、売却益を得たとして、チャレンジしたいことがあるか

 

大抵、売却をして億単位のお金を持つと

気持ち的に張り詰めた糸がプツンと切れるので

色々とモチベが下がる傾向があります。

 

それを解決するには、

ある程度の「チャレンジ」が重要です。

 

・大きい市場の商材にチャレンジしたい

・他業種、他業態にチャレンジしたい

 

個人の現金ばかり膨らませても

喜びは束の間らしく、

無力感に苛まれる人も少なくないみたいですね。

 

なのでこれ、地味に最重要かもしれません。

 

1、売った後の税金を考える

 

事業売却(法人税)なのか、株式売却(所得税)なのかで

税率が変わります。

 

簡単に言うと、会社ごと売るか、ブランドだけ売るか、

と言う部分ですね。

 

なので、事業を売るのか、会社を売るのか、

この選択もチェックすべきです。

これも税理士さんと相談して検討しておく必要があります。

 

2、「雇われ社長状態」になるかもしれない

 

これも意外に大きくて、

買い手側にECのノウハウが無い場合は、

我々がコンサルに入ったり、

場合によっては「雇われ社長」の状態を条件にされてしまうこともあります。

 

3、売却後に業績が下がった場合のペナルティ

 

弁護士にも相談して契約すべき部分ではありますが、

契約の内容によっては、売却後にAmazonの業績が下がったら

ペナルティがあることを条件にされる事があります。

 

4、日頃からAmazonや他セラーとトラブルを起こしていると

査定価格が落ちる可能性も

 

これは個人的に聞く話で、肌感覚ではありますが

基本Amazonとのやり取りなどのメールは全てチェックされるようです。

もちろん、通報関連などでAmazonから通知が来たメールもです。

 

なので、恣意的な部分などがバレたりすると

それが「リスク」と見られたら、査定金額を下げられる可能性があります。

 

 

いかがでしょう。

他にも細々した部分で、気にすべき点がありますが、

また詳細はどこかのタイミングでイベントでもやろうかと思っております。

 

お楽しみに。

 

まあ、一番重要なことは、

 

「御社の事業を買いたい」って営業が来るような状態に

準備しておく事が大事ですよね。

 

是非そういう機会が来ることを目標に、

事業価値を高めるべく

圧倒的なブランド作りを行ってください。

 

正木 祐輔

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