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(コラム)身の丈に合った商品選定の話

石山 芳和

商品選定をする上で



・バリエーションが多く

・納期が長く

・売れている数に対してMOQ(最低発注ロット)が多い



商品は出来れば避けたいです。



なぜかというと

キャッシュフローが悪くなるからです。



もっと具体的に言うと



・15バリエーションあって

・納期が4ヵ月で

・月間500個しか売れないのにMOQが3000個



なんて商品を扱ってしまうと

とてもじゃないけど現金が残らないのは

たぶん想像できると思います。



ただこの商品が



・利益率60%

・ライバルの商品力が低い

・ライバルの訴求力が弱い



のであればどうでしょう?



ちょっと捨てがたいですよね。



参入障壁が高い商品でもあるので

ライバルが入って来づらいですしね。



このような商品に

参入するべきかどうかの経営判断については

私はケースバイケースなのかなと思います。



他にキャッシュフローが良い商品を

複数扱っていて十分に資金があるのであれば

参入するのはありかなと思いますが



1商品目のオリジナル商品であり

資金がカツカツの状況なのであれば

見送る判断をするべきでしょう。

(今後のために進めておくのはあり)



つまりある人にとっては

売上・利益の底上げになる素敵な商品だけど

ある人にとっては黒字倒産になりかねない

恐ろしい商品になるということです。



今日の話はほんの一例ですが

このビジネスは「身の丈に合った商品選定」で

8割~9割決まりますので

選球眼の強化はマストになります。



OBC生は受講期間中については

講師や私の選球眼を利用できるのでいいですが

期間終了後は自分の選球眼を使うことになるので

期間中に必ず身に付けましょう。



あなたが商品選定をする際に

参考になれば幸いです。




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